父、転院

お久しぶりです。

2015年1月19日、父は転院いたしました。

正確に言うと、病院を退院し、老健に入所いたしました。

当初はグループホームへ戻る予定でしたが、
前回入っていた所はもう満室。しばらく空きが出る事もないと。

他のグループホームも全滅、老健も全滅でしたが、
今回、ようやく入ることが出来ました。

費用は病院よりも高くなりますが、仕方ありません。

すみません、正直いうとあまり「戦っていません」。

とても勝てる気がしない。

書くことは多いような気もしますが・・・
なかなか文章にする気がしません。

税制の事、施設毎の特徴などいろいろとあるのですが。

もう少し余裕が出ないと書けないのでしょうか。

というか、同居している義父(妻の父)の症状も悪化。
だんだんと昔の父を見ているような状態になってきました。

妻のストレスも蓄積しているし。

介護ってほんとに、逃げたくなりますね。

貴重な時間か、
貴重なお金か、
貴重な体力か、
貴重な精神力か、

どれらかが必ず犠牲になるのが介護。

全てかもしれませんが。

コメント

  1. なおます より:

    天寿
    先週老父が天寿を全うしました。

    絶えず衝突し、早く区切りをつけたいと思っていた介護(世話)ですが、 振り返れば、精一杯やれたと思います。
    自己満足ですよ~夢に出てこないからね(^w^)

  2. なおます より:

    Unknown
    大変な目にあわれたんですね。

    体調はいかがですか?

  3. clausewitz より:

    なおますさんへ
    お久しぶりです。

    謹んでお悔やみ申し上げます。
    天寿を全うされましたか。そう思えるのは素晴らしい事ですね。
    悔いのない介護、そういいきれるのも素晴らしいです。
    逆に言えば、それほど苦労されたという証。

    長い間、お疲れ様でした。

    さて、こちらもいろいろと酷いめに遭いましたが、現在は回復しております。
    ただ、恐怖症と言うか・・・多分、二度とアジアには旅行に行かないと思います。
    なんか、あれだけ安心・安全をアピールしている所でこのざまなので、他の国にはとてもじゃないが、いけません。
    インドなどもいろいろとやばそうですし。

    まあ、いい経験をしました。

  4. なっちゃん より:

    はじめまして。
    全部読みました。私の父も、今年65歳ですが昨年アルツハイマーと診断されました。離れて暮らしているため、心配です。そうなんですね…そんなに早く進行してしまうんですね。何度泣いたか分かりません。父は認めたくないのか、病院に行こうとすると喧嘩になり、2度と来るなとまで言います。
    現実と向き合うのは辛いです。

  5. clausewitz より:

    なっちゃんさんへ
    はじめまして。

    本来、こんなブログとは無縁で居られたらどれだけ良かったか、と思わずにはおられません。

    なっちゃんさんもショックが大きいでしょう。
    正直、勝てる気がしませんし、逃げも手だと思います。

    一つだけいえることは、相手に怒っても仕方が無いという事。
    イライラが止まらないかと思いますが、病気と割り切るしかないと思います。
    おそらくお父様も同じようにイライラしているでしょう。

    離れて暮らしている、という事ですが、同居している家族はそれはもう、ストレスフルかと。

    ほんと、嫌な病気です。

    ただ、現在の父は比較的楽しそうです。
    それだけが、家族の救いです。
    病院にいたときはクスリが強すぎたのか、ボーっとしているか、何か変なものを見ている(見えている?)感じがしたので。
    今は、こちらの話も聞いてくれるし、ある程度は理解もしてくれます。

    当初、寿命(余命?)が5年と言われておりましたが、現在6年たちますが、まだ元気そうです。

    無理せず、早めに施設のお世話になる(お世話してもらう)方が良いかと思います。
    そうしないと、介護者が倒れますよ。
    勝てる病気ではありませんから。

  6. なっちゃん より:

    Unknown
    トイレの粗相などは今はないのですが、母と2人で暮らしている為、母も仕事に行っている日中はずっと一人です。脳トレなど買って送っても、やらない。分からないと言うし、、、車の運転はどれぐらいからしなくなりましたか?今は運転しており、危ないからやめた方がいいと言うと物凄い剣幕でした。。。鍵を無くしたりというのは、3ヶ月ほど前にありました。質問ばかりですみません。。。

  7. clausewitz より:

    なっちゃんさんへ
    ご質問、ありがとうございます。

    車の運転ですが、「しなくなりました」は無いです。
    禁止させました。

    実は、道路交通法 第103条(免許取消・停止事項) 1項ー2に、
    「認知症であることが判明したとき」が明文化されております。

    つまり、認知症を発症したものは、基本的に運転してはいけないという事になっております。

    もちろん、初期の症状の方など誰が見ても運転に差し支えないって方もいるかと思いますが、公安委員会は取消などの処分をする事が出来るのです。
    (免許更新の際にも、確認されます)

    僕の場合、この条項があるのを知っていたため、免許更新を待たずして父の車・鍵・免許証を取り上げてます。

    たとえば運転によって他人に迷惑(ひき殺してしまった等)をかけた場合、認知症だと知っていた(家族や本人が)ら、自動車保険の適用がない可能性があります。
    (元々、運転してはいけない人が運転した事になるため)

    そうなると、莫大な借金(あるいは先方に対して補償ができない)を抱えてしまう事になります。

    危ないからやめたほうがいい、というレベルではありません。
    周りから見たら、麻薬中毒者と変わりありませんから。

    ただ、本人にとっては辛いことです。
    行動の自由を著しく制限される事になりますから。
    その気持ちは解ってあげるべきかと思います。

    ただし、だからといって運転を許すのは問題外だと思います。

    医師に言って、やめてもらうように言って貰う事も出来ます。
    (医師によっては、可哀想だから問題ない限り制限しないって人もいますが、家族の希望がある場合は、言ってくれます)

    さすがに、医師からストップをかけられ、法律で禁止されている事を続ける人はいないかと思います。

    お父様が悪いわけではありません。
    アルツハイマー型認知症という病気が悪いのです。
    お父様を責めてはいけません。

    難しいところですが、第三者に迷惑をかける前に手を打つべき事だと思います。

    少なくとも我が家では即ストップかけました。

  8. 卯月 より:

    なっちゃんさまへ
    clausewitzの妻でございます。

    お父様、そしてなっちゃんさまの心中を想像すると心が痛みます。

    主人も書いている通り、全ては病気が悪いのです。お父様は悪くありません。
    アルツハイマーは誰だってなりたく無い病気の筆頭です。
    問題は家族がどう接するか、どう割り切るかにか関わってきます。

    進行を止める薬はいまだありません。
    遅らせるクスリだけはなんとか服用できます。
    これを服用するのとしないのとでは随分変わってくるのです。
    だからお父様には是非、素直に飲んで頂きたいものです。

    あとは脳トレですが、これも確かに効果的かもしれません。
    しかし、この病気は鬱と背中合わせです。
    日々、不安に苛まれる事が多く、正直その心の中は本人しかわかりません。
    なので、出来るだけ一緒に遊んだり、ご飯を食べに行ったり・・と刺激的な楽しみ方をさせてあげてください。趣味があるのならそれにこしたことはありませんが、車の運転が必要ならば、
    それはやはりタクシーに変えるか、もしくは付き添うか・・どちらかがよろしいかと存じます。

    そして出来るだけ早く介護認定を受けて、行政のサポートに頼ってください。
    ショートステイやデイサービスは本当に助かります。それに慣れさせることも必要かと思います。

    もしそれに対して嫌悪感を抱かれるようでしたら、やはりご家族が身を削っての介護となります。
    お父様とはよくよくお話合いの上、ご本人が納得されるといいなと思います。

    まだまだ不安な事がたくさんあると思います。
    いつでも吐き出せる場所、(ここのブログでも結構です)それを見つけてください。

    ではご検討を祈っております。

  9. なっちゃん より:

    Unknown
    ありがとうございます。お返事が遅くなってしまいすみません。

    私自身、今車で2時間半の場所におり、それでも頻繁に帰っていたのですが、今私も体調が悪く1ヶ月帰省できてません。寝たきりに近い為、しばらくは帰れず、心配です。私が、主人と笑ったりしていても罪悪感さえ感じます。

    運転も最近はほとんどしないのですが、母も働きに行っている間にたまに買い物に行っているようです。

    法律で決まっているのは分かっているのですが、なんせ、趣味もなく、住んでる場所も田舎で、コンビニも一番近くて車で20分という有様です。

    一緒に暮らしたいのですが、主人は長男で転勤族。どうしたらいいか途方に暮れてます。

    こんな相談ばかりですみません。

    アルツハイマーが憎いです。あんなに、威厳があり優しい父が…

    奥様まで、コメント、優しいお言葉頂きありがとうございます。

    母はもっと大変だと思います。父は傷ついています。子どもなのに何も出来ません。

    一緒にいたいのに、それさえもできなくて、ツライです。

  10. clausewitz より:

    なっちゃんさんへ
    返事が遅くなりました。

    なっちゃんさんが、普段、ご主人と笑ったりしていても、罪悪感は感じなくてかまいません。
    自分が病気になった際に、子供が毎日憂鬱そうにしなくてはいけない、って思いこんで過ごしているよりは、笑っていてほしいと思うものです。

    また、ご主人に対しても、ずっと暗い顔をしていると気分が伝染してしまいますので笑っていてください。

    介護(特に遠くにいる人)は、出来る範囲でするしかありません。

    もし、何かしら思うところがあるのでしたら、二か月に一度帰ってあげるとか、美味しいものを送ってあげるとか(お父さんにもですが、介護しているお母様に向けて)、月に5000円でもいいので送ってあげるとか。

    お母様を完全にサポートすることは不可能ですし、お母様もそれは分かっていると思います。

    また、介護って・・・・・親の介護は苦痛でしかありませんが、配偶者は場合によってはそれ程苦痛でもないようです。
    まだ愛情が残っていれば、ですが。

    それにしても、精神的に参るのは確かです。
    帰省した際にでも、施設の話をしてあげてください。
    これは、お父様の前でなくても構いません。
    未だに「施設に入れるのは悪いこと」と思う節があります。
    特に介護者は一度そう思ってしまうと、精神的に参ってしまいます。

    「しんどいのは今。これ以上しんどくなったら施設にいれよう」と思うと、
    少しは気分が軽くなります。

    介護者の立場としては、家族に対しても、「お父さんを施設に入れようと思っている」と口を切るのは難しいのです。
    外野の立場から、口に出して助けを差し伸べてください。
    「少しなら負担できるよ」って添えて。

    厳しいようですが、お父様の老後は諦めてください。
    逆にいうと、お父様の意識がはっきりしている今なら、思い出作りが可能です。
    これはお父様のためでもありますが、介護者たる家族、周囲の人のための思い出作りです。
    「こんな事も一緒にした、美味しいものも一緒に食べた」って思いがあると、悔いが残りません。
    今からでも遅くはありませんので、思い出作りをしてみてください。

    お父様の老後は諦めてもらうしかありませんが、お母様の老後はしっかりあります。
    むしろ、こちらに目を向けてください。
    施設に入れないで、ずっと介護していたら確実に精神的にも肉体的にも「老後」はなくなります。
    既に一人分の老後を犠牲にしたのですから、残された一つを大事にしてあげてください。

    限界の三歩手前で施設に入れるのが良いかと思います。

    もっと言えば、アルツハイマーの介護は、アルツハイマーを呼びます。
    伝染するって言えばいいのでしょうか。
    医学的なものは分かりませんが、そんな気がします。
    おそらくは肉体的・精神的な負担が限界に達してそうなるのでしょう。
    僕にもそういう時期がありました。

    お父様がすんだらお母様、そしてなっちゃんさんまでが伝染してしまったら元も子もありません。
    何より旦那様はじめ、なっちゃんさんの家庭にとって不幸となります。

    そうならないために、考えてあげてください。

    未来を見てください。明るい未来を。

  11. なっちゃん より:

    ありがとうございます。
    コメントいただきありがとうございます。

    ここにきて、急に父がアルツハイマーとレビーの可能性がでてきました。次の検診ではっきりするようです…

    父は、未だに自分が認知とは思っていないようです。

    そうですね…母を大事にしたいと思います。父もですが。私の体調がよくなれば、7月には帰省して食事に行ってこようと思っています。うちには、お金の余裕もなく、旅行も頻繁には行けないと思いますが、きっと他にもできることがありますよね。。。

    先日、母が電話で認知症なのは、周りには誰もいなくて自分の家だけやって言っていました。その気持ちがすごくわかります…

    主人の親は両方とも健在で羨ましく思ったりもしてしまいます。

    主人の親には、父の症状を話してはいないのですが、話しておいた方がいいのでしょうか??
    実家と義理の両親の家は車で1時間程ですが、行き来はありません。笑い話にされたら嫌で話してないのですが、私の心が狭いのでしょうか…

    父の日も誕生日も近いので、早く顔を見せたいです。
    お父さまの様子は如何ですか?お身体お気をつけください。

  12. 第8回介護作文・フォトコンテストのご案内
    clausewitz様

    突然のご連絡にて失礼いたします。
    このたびはclausewitz様のブログを拝見し、ご連絡させていただきました。

    「第8回介護作文・フォトコンテスト事務局」を運営しております、
    角川アスキー総合研究所の池田と申します。

    今回、clausewitz様の介護における経験、
    思いをこのコンテストにご応募して頂きたく思いご連絡させていただきました。

    このコンテストは、「介護」に対する社会のイメージや理解を深めたい、
    そういった想いから開催をしております。

    よろしければ、
    下記のページよりご応募いただけますでしょうか。

    ●第8回介護作文・フォトコンテスト
    http://www.kaigo-contest.jp/

    clausewitz様のご投稿を心よりお待ちしております。

    既に、本コンテストにご応募いただいておりましたら、
    重複のご案内となりましたことをお詫び申し上げます。

    なお、お問い合わせは下記事務局までお願いいたします。
    ——————–
    第8回介護作文・フォトコンテスト事務局
    TEL:03-5840-7937(平日・土・日・祝 10:00~17:00)
    Email:kaigo@lab-kadokawa.com
    URL:http://www.kaigo-contest.jp/
    運営:角川アスキー総合研究所
    http://www.lab-kadokawa.com/

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