最近の父

父は元気です。

僕はあまり元気ではありません。夫婦ともに疲れてます。
昔は寝たら治ったのになぁ、やっぱ年ですね。

えっと、父、新しい治験に参加します。
今回は製薬会社が絡んでいないものです。投薬のみで入院は無し。
期間は一年間。大学の研究に貢献するって奴です。

それと、また父は頑固になりました。
（僕が）腹の立つ回数もそれに比例しております。
時々抑えられないこともあります。

それと関連し、また喉が痛くなり始めました。
毎日首を絞められるような感じ。「咽頭神経症」「咽喉頭異常感症」「ヒステリー球」って奴。
前と同じやつです。一応薬を飲むと少し改善します。が、切れると又悪化します（当然ですが）

父も暴言が目立つようになって来ました。
落ち着いているときは素直なんですが、時々睨んできて怒っております。

夜中に勝手にどっかへ行くのも相変わらず。しかも徘徊ではなく、確信犯。
草むしりで刈り取った草を、川へ捨てに行くのです。
昔は僕に「そんな悪いことをする奴がいる！」って怒っていたくせに今は自分がしております。
何度とめてもすぐに行く。夜中の3時。こちらが起きていたら（顔をあわせたら）、何食わぬ顔で部屋に戻り、再び出陣。

以前はそういう草は燃やしておりました。
しかしながら、二年ほど前に新しい駐在が来て、

「ダイオキシンが発生するので、消してください！」

とほざきよる。「じゃあ、どうすれば？」というと「燃えるゴミに捨ててください」となった。
燃えるゴミの袋は１枚３０円。草は何トンもあるし、何度も生える。どうすりゃいいんだよ、って村中大騒ぎ。

確か、「草や枝」など家庭で出たものに関しては燃やしていいはずなのに・・・・。
一々パトカーが来て注意されるので本当に腹が立った。

それ以来、父は深夜に川へ行くようになった。

結局、村の三役で苦情をいい、今年の4月から別の駐在に。
業者じゃない家庭の草や枝は燃やせるようになった。

しかし、父の頭の中はずっと前のまま。夕飯を食べてすぐに寝る。こちらが起きておいてっていっても無駄。
そして2時頃に起きて、僕らの様子を伺う。真剣に川へ行く。

その際、長靴を履く。
以前、「長靴が全部穴が開いている！」「こんなもん意味が無い！」と怒鳴っていたので、新しい長靴を買ってきた。
しかし、一度もそれをはかない。新しいからはかない。
今度は、僕のを勝手に履いている。そしてすぐに穴を開ける。僕が履こうと思っても水浸し状態。最悪である。

ま、穴が開いていようがいまいが、父は膝くらいまでは水に浸かるのでどっちみちビショビショ。
今の所、自分でもビショビショなのは分かるようだ。そのまま家に入ってこないのは、さすがというべきか。

時々、ビショビショのまま玄関にぼーーーっと立っている事がある。
乾くまでまっているつもりなのか。夜中なのでとても怖い・・・・・。

愚痴ばかり書いている。もっと人間が出来ていたら何か別の対応も出来るのかもしれないが、
アルツハイマーの介護って、本当に腹が立つ。怒れないので余計にストレスがたまる。

あ、そうそう。愚痴ついでにもう一つ。
一度、父が駐在に行ったことがある。分からないことを聞くためだ。
そしたら急に僕の家に駐在が訪ねてきた。そして、義父に「何で目を離すのですか！」と注意した。説明も無くいきなりである。
警察（前の駐在）によると24時間監視しておけ、との事だ。２０時間くらいは何とかなるが、後の4時間は休ませてくれ。
別に完全介護が必要って訳ではないので、交代制などとってない。

僕とその駐在は顔見知りなのだが、僕の家族と知ると随分と腰を低くして謝ってきた。
謝る位なら最初からそんな言い方するなと思う。しかも僕が相手ではなかったらそのままなのだろうし。
（彼は随分学歴差別をする人だった。僕にひたすら誰がどこの大学出身か聞いてメモしていた。特に東大出身）
今までの駐在は本当にいい人だっただけに、残念で仕方なかった。市民の味方だったのにね。

ん？途中から駐在の愚痴になってる(笑)
もう余所へいったのに。

とにかく、最近ちょっと疲れています。