ちょっと前の出来事です。
父は唐突に、
「そろそろ一階に部屋を用意してもらおうかな?」
と言い出した。
最近、少し足がもたついてきた。
「ん? そんなに階段上るのしんどい?」
「いや、まだそれ程でもないけど」
どうも、階段を上るのが面倒になってきたようです。
一応、気をつけて上がれば普通に上れるとの事なので、
「もう少し、頑張ってみようよ」
と、提案。父も「そうやな」と納得。
歳をとると階段がつらくなる。でも上らなくなると、さらに足腰が弱ってしまう。
そうなると二度と二階には行けなくなる。
一度弱り始めると寝たきりまでノンストップな感じがして怖い。
以前はあんなに一階に部屋を持つことを拒絶していた父。
やはり歳には勝てないのか。いつかは一階に部屋を移動しなければならないだろう。
それは何年後のことなのか。意外にも早いのかもしれない。
ある程度、覚悟しておこう。

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