時間の感覚について。
よく、アルツハイマーの人は「ずっと前の事を昨日のことのように話す」という事があります。
今までは全く話していなかったのに、突然、聞いたことのない話を始める。
父もその傾向にある。僕が30年以上聞いた事のない話をするのだ。
しかし、最近はちょっと違う。
「最近の事が、ずっと昔の事のように話す」
というパターンもあるようだ。
昨日、父の同窓会があったのですが、書いてある開催場所(店名有り)が分からないという。
父がいうには「30年程、行っていないので場所を忘れた」
僕も妻も知っている。なぜなら、二年ほど前に同じ場所で同窓会があったから。
その前にも何度かそのお店が利用されているのを知っている。
しかし、父は「知らない」というのではなく、「30年行っていない」と思っている。
また、この日記を書き始めてすぐの「迷子」(記事はこちらとこちら)があったのも、3年~4年前と思っている。
やはり時間感覚が普通の人以上におかしいのだと思う。
でもなあ、診断が下されてからまだ1年と4ヶ月しかたってないのか。
なんか僕としてもずっと前みたいに思える。
というか、2年前に父が通常の仕事をしており、法事などもしっかりこなしていた、という事が嘘のように思える。
2年前には全く想像もつかなかった生活をしているんだと思うと、なんというか、微妙な感じがする。

コメント
おひさしぶりです
お元気でいらっしゃいますか?
同感です。うちの父は診断がでてからちょうど1年がたちました。
1年しかたってないのに、早かったようなとっても昔に感じるこの感覚・・・
私の時間感覚もおかしくなってるんじゃないかって最近感じているんです。
またコメントさせてくださいね。
なぽさんへ
お久しぶりです。お元気でした?
僕は比較的元気を保っております(笑)
毎年、もっとバテておりますので。
やっぱり、なぽさんも「長かったな」って思われるのですね。
それはやはり、あまりにも「変化」が多いからなのかもしれません。
普通の人は、自分の周りに変化があまりなく、今と変わらないはずなのに、「え?もうそんなにたった?」って思うことが多いのですが(例え忙しくても暇でも)、アルツハイマーの場合は圧倒的に見た目に変化します。
後、その変化した状態に慣れてしまうということもあり、「随分昔みたいに思えるけど」という状態になるのかもしれません。
これからもコメントお待ちしております。