お盆の出来事

アルツハイマーと診断されて最初のお盆です。

まあ、細かいことはたくさんあります。
夜中の3時ごろにウロウロと外に行ったり、一食で2合半ほどごはん食べたり。
当主が参加するはずの墓掃除には、一切関知せず我々にまかせっきりだったり。

まあ、でも、元気にやっております。

ただ、先日、亡き母の実家へお盆の挨拶に行った際に奇妙なことが。

さて、出発するかという段になり、

「あれ、持ってきたか?」

と言われたので、手土産の菓子箱を見せて、「ほら、あるよ」というが、

「違う! 香典、持ってきたか?」

「は?」

「ほら、法事やから・・・御仏前!黄色い奴!」

「いや、お盆なんやけど・・・・」

「そうじゃなくて、ろうそく代や!」

「普通はもって行くもんや。そうでないと恥をかく!!」

ろうそく代は知っている。
報恩講や地蔵様祭りの際に、そういう名義でお金を持っていく。

お盆が法事、と言われれば確かにそうかもしれない。

昔はそうやっていたのかもしれない。

ただ、僕は・・・・お盆にそんなやり取りを見た記憶がない。

少なくとも、我が家では簡略化したのかしらないがなくなっている。
菓子箱程度のやり取りしかやっていないのだ。

もしかしたら姻族で残っている所があるのか・・・。

「いつも持って行ってないよ」というが、ずっとソワソワしている。

「恥、かくぞ」とばかりに。

無事に父を送り届け、時間もあったので、母の実家の墓へ向かった。

すると、母の弟家族がお参り中。

興味があったので、奥さんに聞いてみた。

「えーー? そんなもん、知らんよーー」

「少なくとも私がお嫁に来た時から無いんだけど」

との事。つまりは30数年前からないのだ。

一体、いつの時代の話なのか。地方によるのか。

どなたかご存知ありませんか?

コメント

  1. なぽ より:

    こんにちは
    お久しぶりです。
    先日はありがとうございました。
    お元気でいらっしゃいましたか?

    黄色いの・・・ふと浮かんだのが水引?!
    どこかで、見たことがあるような・・・

    clauwsewitzさんは富山の方なんですよね。
    昨日まで、富山に嫁いだ妹が里帰りで家にいたんです。
    聞いてみればよかったです(>_<)

  2. clausewitz より:

    なぽさんへ
    お久しぶりです。
    コメントありがとうございます。
    風邪も完治し、元気でやっております。

    仰るとおり、水引きです。
    そして「御佛前」です。

    僕の認識としては、葬式のみ「黒」の「香典」(ネクタイも黒)、すぐ後にある五日七日法要からが「御仏前」(ネクタイは灰色)なんですよね。

    もちろん、他の法事全般もそうですし、お寺さんへの「お布施」も黄色の水引き。

    まあ、それが常識だとは思います。

    ただ、問題は、お盆の帰省(会食)に際してそれを持っていくかということなんですよ。
    普通は、菓子箱やビール、果物などの手土産くらいしか持っていかないので・・・。

    菓子箱だけじゃ恥をかく、みたいな言い方されたのでちょっとびっくりして・・・。

    まあ、多分、父の勘違いなんでしょうけども。

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