行動障害 「物盗られ妄想」 

父に「物盗られ妄想」が現れ始めました。

これは、アルツハイマー病患者に現れる代表的な行動障害です。

こちらの本によれば、患者の31.3%に見られる障害みたいです。

今の父に見られる行動障害ですが・・・

「無目的な行動」(48.3%)
「間近な約束や予定に関する不安」(45.3%)
「不適切な行動」(39.8%)
「猜疑心」(33.3%)
「物盗られ妄想」(31.3%)   ←今日はこれ
「抑うつ」(30.3%)
「暴言」(29.4%)
「悲哀」(28.9%)
「睡眠・覚醒障害」(23.9%)
「不穏」(22.4%)

が、当てはまりそうです。

ちなみに他には
「独りぼっちにされる恐怖」(17.9%) ←少なくとも周りには主張しません
「幻視」(15.4%)        ←時々、じっとどこかを見つめていますが。
「徘徊」(13.4%)
「威嚇や暴力」(11.4%)
「不義妄想」(11.4%)    ←母と死別しているので現れないはず    
「ここは自分の家ではないという妄想」(6%)
「その他の不安」(6%)
「配偶者は偽者という妄想」(5.5%)←母と死別しているので現れないはず    
「見捨てられ妄想」(5%)

が、あります。

徘徊に関しては一度似たような事件がありましたが、連続はせず、
主治医も「混乱」と判断したので父の症状には含めませんでした。

なんというか、非常に優等生ですね。
みんながなる症状は大体なっている。

平均的なアルツハイマー患者といえると思います。

なんか悲しくなってきた

コメント

  1. なおます より:

    該当してきた
    先月とうとう1つ起こりました。
    「間近の約束の不安」

    押しすし作りを父の希望で一週間早めて
    食べたのに
     翌週 材料揃えて朝からずっと待っていたとの事。(来ない私に怒ってる)

    実際に当面すると 人格の尊重だとか、
    人生の先輩だとかきれいごと。
    冷静になんて対処できない。

    疎ましさと怒りが先立つ・・・・

    もう参考になる本を捜して
    読み始めければ・・・

  2. clausewitz より:

    なおますさんへ
    それは大変ですね。

    僕も何度となく腹を立てておりました。
    しかし、そのうち慣れてくるのですよねぇ。

    介護者の状態として
    「驚き(戸惑い)」→「怒り」→「慣れ」→「諦め」という段階を踏むようです。
    (3番目と4番目ははっきり覚えてませんが)

    なんというか、「そういうもんだ」と思える日が来てしまいます。

    実に悲しい話ではありますが、人間の防衛反応の一つなのでしょう。

    どんな本でもいいので読んでみても損はないと思います。
    違っていてもいいんですし。

  3. tuna より:

    Unknown
    お久しぶりです。tuna改め鱒寿司子と改名しようかしら(笑)

    ところで、ものをとられてっていうのは私の祖母の話だと、最近ではないものの、ずーーっとありました。守銭奴?か?って思うくらい、すごいお金に執着してて、お金をかくしておいたのにあの人(介護ヘルパーさんとか看護師さん)がとるとかどーのこーの、もううんざりしてたのを思い出しました。

    いろんな症状はいつの間にかなくなってしまう、後退してしまうものなのかもしれません。私は専門書なんてなかったから、おばあちゃんに体当たりして戦ってたのを、懐かしく思えてきました。今のおばあちゃんを見ると、まだ元気があった、生きる気力をお金でつないでいたんだろうなとふと思いました。

    あ、ひとりごとで、すみません。

  4. clausewitz より:

    tunaちゃんへ
    えっと、鱒寿司子ちゃんの方がいい?(笑)

    そうだね。お金に対する執着は強くなるのかも。
    大体、普通の老人ですらそうなのですから、脳に障害があると余計にそうなのかも。

    ちなみに、我が家ではアルツハイマーと診断される前から、つまりは「あやしいなあ」と思う段階から全ての金融資産は僕が管理していたので、お金に対する執着はそれ程ないみたい。

    今回の記事のないようですが、盗られたと騒ぐものは主に農機具です。

    あんなもの、誰も盗らないのに・・・。

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