昨日、父と出かけました。
銀行へ用事があったのです。
あらかじめ、「今日の日付分かる?」と聞くと「うーーん」と考えながらも
「平成何年?」・・・「21か?」
「何月?」・・・・・「5月!」
「何日?」・・・・・「新聞見てないから分からない」
21年5月が出てくるだけいいか。
とりあえず「今日は25日」と教えてたら、「あー、そうか。25日か」と納得。
銀行に到着。用紙を記入。案の定、日付が書けない。
何年、から止まってる。
なんとか5月まで書いたが、日、が出てこない。
行員も忙しそうだったし、「25日ね」と助け船。
「あ、そうそう」と父も納得。
しかし、2枚目も日付が書けない。時間にしておよそ2秒後。
日付書いて、名前書いて、判子おして、次の日付・・・・ではない。
一枚目の日付の後に、二枚目の日付を書いたのだ。
やっぱりどうしようもないようだな。
それはさておき・・・・・・帰り道。
スーパーの近くを通ったので、
「パン、買わんでいい?」
「いや、パンはいらん」
「そう?せっかく来たんだから、好きな奴選べばいいのに」
「いや、最近はそんなにパンが欲しい事ないし」
「・・・・そうか。じゃあ、お菓子とかは?」
「特に欲しい物はない」
父はパンが大好き。だから、三日に一度は袋に入ったのを3つくらい買っている。
でも選ぶのはうちらなので、たまには選ばせてあげようと思ったのだ。
家についてから、父が不機嫌だ。
「チェッ! えーーい、くそー!」
舌打ちして悔しがっている。
何かあったのかと尋ねてみた。
「せっかくあこまで行ったのやったら、パンでも買えばよかった!!」
「なんで、思い付かんだんだ」
笑いがこみ上げてきた

コメント
Unknown
卯月夫さんのさりげない頑張りとてもステキでいつも元気を頂いていますよ。
わたしにも介護中の母がいます。母に対していつも厳しい口調で話をするのすが、これ↓を聴いて何だかいろいろ考えさせられました。
もう少し、やさしく接してあげなきゃなぁ・・・って。
http://www.teichiku.co.jp/artist/higuchi/disco/cg17_lyric.html
バジルさんへ
はじめまして!
コメントありがとうございます。
「手紙」ですね。
僕も以前、拝読しました。
(http://blog.goo.ne.jp/clausewitz02/e/046a0b9ebc0b4a3100a98b101fb9da51)
あ、コメント欄でしか書いてなかったなぁ。
なんというか、気持ちとしては「そうしてあげたいな」と思いますが、無理にそれを実践しようとすると介護は余計つらいと思います。
だから、やはり「介護者が楽なように」するのが一番かな、って思います。
もちろん、気持ちはあくまで優しく、ですけどね。
誰を責めても、何にも解決しないのが介護。
とにかく、「投げ出さない事」が大事だと思います。
本当に大変ですが共に頑張っていきましょう。
ん?頑張らない方がいいのかな?(笑)
すみません
不謹慎ですが、最後の文章、私、爆笑してしまいました。
現状はそんな悠長なことではないんでしょうが、
clausewitzさんの書き方がユーモラスでついつい・・・
それだけのコメントですみません。
megさんへ
いえいえ、爆笑していただけたようでこちらもうれしいです。
こういう、普通の人ならありえない「ボケ」が自然と出てくるので、うちらは楽しかったりもします。
なんというか、そういう「症状」が楽しめるようになったらこちらとしても気分が楽になるんですよね。
深刻ぶってみても、分析してみても、どうしようもないのがこの病気。
うちらが何かを考えた所で何一つ解決はしないのです。
だからこそ、時々こうやって夫婦で笑っているのがいいんですよ。
ちなみに本人を前にしても、笑いで済ませることが出来たら理想だろうと思います。
うちらが怒ったりショックを受けたり、悲しんだりしている姿を見ると、本人はそれ以上に悲しいんですから。
やっぱ、「笑い」が一番だと思います。
こういう時、関西人(妻や義父)の反応は頼もしいです。