現在進行中    その他の愚痴など

やはり進行しております。

父もそれをよく理解しているのでしょう。

「なんか進行しているような気がする」

と落ち込んでおりました。
時には泣いていることもあります。

「忘れて何か困ることでもあるかいや?」

といって安心させておりますが、こちらとしてはそれ程気楽には構えられない。

先日も一分ほど前に言ったことも忘れ、何度も何度も同じ事を聞いてきます。
こちらもそれ程暇ではないため、ちょっとイライラ。

実は最近、父は田圃の草取りを始めました。
他の人は誰もしていませんが、「しんなん、しんなん」と必死です。
本日は、キャリアーが欲しいと言ってきた。

なんじゃそりゃ・・・・・と思って聞いてみましたが、
どうやらこんな感じのもんらしい。

ちょっとびっくりして、「な、何に使う?」
と聞いてみたのですが、

「草を田圃から運ぶ」

と言う。昔のように、各自の家庭で農業をしているのならともかく、
今のように営農組合に半分委任している状態であれば、そこまでの管理は
しなくてもいいように思える。

実際、近所の人で同じ作業をしている人は皆無である。

「いくらするがよ」

と聞いてみたら、もちろんピンキリだ。
本人は「ミニクローラー運搬車」の「MCG901D」が気に入ったようだ。

「100万するんやったらいらんけど・・・・」

との事。ミニクローラーの一番安いタイプだと20万前後か。

使うのは年に一度あるかないか。
ま、おそらく父がもう少し進行してきたら、邪魔にしかならないだろう。
(車庫も納屋もあんなデカイ物を置くスペースがない)

「車を運転できないのが嫌や。出来るんやったらすぐにでも買いに行くがに」

と言った時、本当に運転させないようにして良かったと思った。

結局、明日辺り、手作業にて運ぶことにした。
もしどうしても必要なら他の人に借りることに。

つーか、あの作業、必要ないような気がする!!!

そりゃ、やりゃやるだけいいんだろうけど・・・誰もやってないと言うことは
今の時期の草はコンバインが入ったりしたらなんとかなるんじゃないのか。

まあ、いいや。
父がせっせと一週間ほどかけてやっている作業だ。
最後までやらせてやるか。

そーいえば、コンドロイチンZSも無駄になってるなあ。
一週間ほど前、「足が痛い、痛いのはあれを飲んでないからや」とか
さんざん言われて1万円程出費して買ったのだが飲んでいる気配が無い。
家にあればそれでいいのか。

後、最近の事をいえば、姉にうんざりしている。
姉はアルツハイマーは治る、と信じている。
(人の話を全く聞いていない)
そして、状態が止まるでもなく、進行しているのは僕の所為だと言いだす始末。

僕が近所や村全体に報告し援助を求めたことについても
「そんな事するから余計に悪くなったんじゃないか」といって
「みんなに、もう治ったから心配しないでくれ、と言い回ればいい」とか言い出す始末。
誰がそんな無責任な事を出来るか。
何かあったとき、責められるのは間違いなく姉ではなく僕であるというのに。

我が村はあれ以来(かどうか知らないけど)、いろんな意味でフォローしてくれている。
先日も市で行っている認知症サポーター(徘徊者の捜索や、認知症の人のサポートしたりする人)の養成のための「出前講座」を村で開催してくれた。
しかもただするのではなく、長寿会の総会の時にやってくれたので参加者も多い。
村中の人がどう接すればいいのかを勉強してくれたのだ。

それらの好意を裏切って、なんで自らの首を絞めるような事をしなければ
ならないのか。

挙げ句には

「私には子供がいるから何も出来ない!」

「あんたには子供がおらんがいから、その分しっかりやってま!」

と言ってくる始末。

イライラして仕方がない。

ただでさえ、ミーコは腎不全で毎日点滴状態。
妻の病気も癌にならないように気をつけているし、
同居する義父も物忘れが激しくなってきているというのに・・・。

どうしろっていうんだ。

コメント

  1. 狸親父 より:


    身内にまで責められると、キレやすくなる…のは判ります。

    歩いていて、知らない内に一つ躓くと次から次へと、坂道を転がるように。
    踏ん張る気力ギリギリの状態から、後から押されると
    更に転がって、自身でどうしようも無いことになっていくようです。

    経験上、どんな小さな災い事でも、小事で済ませるように
    することが大事…かと想っております。
    イラつくことを拡げない事、拡げさせない事が肝要か…とも想います。

    でも、対処法が自身で出来る場合と出来ない場合もあります。

    お辛いでしょうが、頑張って下さい。

  2. clausewitz より:

    狸親父さんへ
    いつもコメントありがとうございます。

    先ほど、本日分の労働(田圃の草取り)を終了しました。

    一応、落ち着いております<自分自身

    父は相変わらず少しずつ進行しております。
    しかし、介護が必要なわけではありませんので非常に助かっております。

    魔の悪循環には気をつけたいと思います。
    気の持ちよう、ともいいますし・・・。

    なんかでも、一人でいるとどっと疲れを感じてしまうんですよねぇ・・・。

    疲れながらも、頑張ります

    応援、ありがとうございます。

  3. paisely より:

    大変ですね
    私達夫婦も義母の介護期間中、周囲の発言にどれだけ傷ついたかわかりません。本人達に悪気がないのでなお訳が悪かったりします。でも同時に理解し励まして下さる方もいらして、そんな時はありがたくて涙がでました。お父様のご病気に対して現実的に対処し打てるだけの手をうっていらっしゃっるとお見受けします。お姉さまもお父様の病状にどこかに原因をみつけよう、見つけたいと混乱していらっしゃるのでしょう。そのお気持ちもわかります。大変ですね。よくやっていらっしゃいますよ。こんなに考えてよく対処してくれる息子さんがいらしてお父様お幸せです。

  4. がつたま より:

    まだ・・・
    お姉さま、受け止めきれてないんでしょうね。
    でも自分の理解者でいてほしい相手に、思いも寄らない言葉を浴びせられるときついですね。
    一緒に生活してないからわからないことってありますもん。
    何が一番ベストかは誰にもわかりませんよね。
    なので、自分の選択を信じるしかないと思います。
    clausewitzさん、自分の親だから毎日進行している姿を見てるだけでつらいと思います。
    それでも少しでも楽しい時間を・・・とお父様のことを考えてるご夫婦の選択、私はすばらしい選択だと思ってます。
    考え方は十人十色。
    私はそう思ってます。

  5. うさ より:

    いろいろ
    いつも奥様のブログを拝見していてそこから
    飛んできました。
    ほんとうに、ご本人、ご家族の辛さが伝わってきます。でもきちんと治療、服薬され、地域の理解も得られて勉強されようとしていること、よく対処されていると思います。
    私は介護を仕事にしており、ついおせっかいを言うと(知っておられるとは思いますが)地域包括支援センターや、認知症の人を抱える家族の会など相談機能も使われては?と思います。今すぐに介護保険のサービスを使われないとしても知っておくことで安心できたり、お互いに同じ悩みを抱えた方と話し合ったりすることで少しでも気持ちを楽に持たれたらと。

  6. かにたま より:

    どんどん
    お父さんもお姉さんも、信じたくないんでしょうね。
    だからどうしても頼れる身内に言っちゃうのかなぁ。
    …言われる方は「どこに持ってけばエエねんっ」って感じだけど。

    勝手な想像でclausewitzさんは責任感が人一倍強そうなんで
    それもすごくいいことだと思うけど~小噴火してガス抜きして
    2つあるブログの片方でも、吐き出しブログにしちゃうとか?!
    それだけじゃ間に合わないかもしれないけど。

    男にはしなくちゃいけない時があるかもだけどさ、
    いつもフルスロットルだと壊れちゃうから、たまには気分転換して下さいね
    PCの向こうで何も出来ないのに好き勝手言うけど…お大事にです

  7. clausewitz より:

    paiselyさんへ
    初めまして。
    コメントありがとうございます!

    介護、お疲れ様です。

    理解し、励ましてくださる方ももちろんいらっしゃいます。
    先日も父を遊びに連れ出していただいたり励ましの電話を頂いたり・・・・。

    姉に関しては・・・・昔からああいった側面があるんですよね。
    なんというか、攻撃的というか。
    別に悪い人間ではないし、いつもぶつかってるわけではないのです。
    本人も父のことを一生懸命考えているのでしょう。
    ただ、時々グサリと来るんですよね(笑)

    ちなみに、姉の旦那さまはとても頼りになる方なのでそちらを頼ることにしております。

  8. clausewitz より:

    がつたまさんへ
    そうですよねえ・・・姉はまだ受け止めてないのかも。
    ものすごく分かりやすく説明したつもりなんだけどなあ・・・。
    ショックで覚えていないのかも。

    そして父の進行具合に驚き、混乱したのかもしれませんね。

    まあ、なんとかやっていきます。
    僕が姉の事を悪く言えば言うほど、妻はストレスがたまるようなので・・・。

  9. clausewitz より:

    うささんへ
    初めまして、コメントありがとうございます。

    介護のお仕事、お疲れ様です。
    労働条件の厳しい中、大変だと思います。
    僕は介護のお仕事が出来る人って尊敬しております。
    (僕には到底出来そうにないので)

    地域包括支援センターには一度お世話になっております。
    いろんな情報を知るには良いところだと思います。
    介護保険やその前段階の介護予防のサービスなども検討し、サービスの利用も考えておりました。

    「家族の会」についても妻と相談しましたが、結論としては「今はいい」というものでした。
    理由はいろいろとございますが、そういう結論になりました。

    もちろん、自分たちだけでやっていけるとは思えないので、使える物は使ってみようかと思っております。
    ただ、父自身の現状を見ると、今の所必要ないのかなとも思います。

    家族の精神安定についてですが、今の所心配には及びません。
    精神不安定が介護に出ないよう細心の注意をしていきます。

    ベストは分かりませんが、ベターな介護を目指していきたいと思っております。

  10. clausewitz より:

    かにたまさんへ
    コメントありがとうございます。

    大阪紀行、楽しそうで何よりです(笑)

    父が愚痴る分には全てを受け止める覚悟はあります。
    ただ横やりはちょっと厳しいんですよね。

    僕は確かに責任感が強い方だと思います。
    吐き出しについては・・・ちょっと考えたこともあります(笑)
    でも、そんなの読んでもそれ程楽しくないだろうし、誰の参考にもならないだろうからなあ。
    だから止めました。

    気分転換は今、思考中です。

  11. kikouchi より:

    はざまですね
    奥様のブログの愛読者です。一度、投稿させていただいたかと思います。
    ブログ主におかれましては、ロジカルな言葉で医療機関と交渉されて、それと離れた現場では体を張ってお父様を守られて、奮闘の日々ですね。
    それで、現場にいない方々にはロジカルな言葉で話せば通じればという想いがあるのは当然ですが、人間は非常に勝手な生き物でそうはいかないようです。
    別に極端な訳でもなさそうな人間が(特に家族となりますとプラスもありますが、負荷も示唆されますので)自分の認識したいこと以外は認知しない状態もあり得ます。どこにも悪意は無くても。
    これはロジカルな言葉で越えられる垣根では、なさそうです。それよりも安心感を与えるとか、そういうのがよいかと。
    実に勝手な一方的な事を書いてしまいました。
    非常に理性的に対処されている姿勢に、エールです。

  12. 吉祥天 より:

    Unknown
    残念ながら、薬で、
    進行を遅らせることはできても、
    治すことはできないでしょう。
    この種の自宅介護は、家族の精神的負担が
    過度にいたり、みんなが疲れてしまいます。
    行政に任せられる部分は、
    任せる方向をお勧めします。
    経験のない人に、
    日常の生活を共にする人の気持ちは
    中々わかってもらえませんから、
    ご自身のストレスを
    うまくコントロールしないとね。
    無理をしないで。

  13. clausewitz より:

    kikouchiさんへ
    お久しぶりです。
    コメントありがとうございます。

    >自分の認識したいこと以外は認知しない

      そうなんですよね。
      塩野七生氏の本にもよく登場する言葉。
      「見たいものだけが見える」という感じ。

    だからこそ「すがる思い」で「@@に効く!」という怪しい薬や水に飛びつく人が耐えないんですよね。

    おっしゃる通り、姉には「安心感」を与えるようにしたいと思います。
    ま、姉の場合、一度安心感を与えると何かあった時に「あの時ああいったくせに」とまた文句言ってくるんですが(笑)

    まあ、とにかく、疲れますわ。

    父は今の所、別に自分自身のことは自分でやってくれているので、本当に助かってます。

  14. clausewitz より:

    吉祥天さんへ
    コメントありがとうございます。

    お久しぶりです。
    時々、妻のブログで拝見しております。

    確かに精神的負担はこれから増える一方だと思います。

    本人は今の所元気だと思っているので、なかなか行政サービス(デイケアなど)には行きたいと言わないんですよね。
    初期の段階の方が効果的だって説明しているんですけどねえ。
    晴れたら晴れたで「田んぼやらんなん!」ってすぐに出てしまうタイプなので。

    おっしゃるとおり、自分自身のストレスの解消の方が大事な気がしてきました。
    なんか最近、すぐにイライラしてしまい・・・。

    反省だらけの状態です。

  15. meg より:

    Unknown
    お姉さまの言葉を読んで、同性だからわかるのですが
    女の一番嫌な部分が出ましたね。

    私はまだ子無しですが、子が全て、子がいれば
    何でも許されると大勘違いしてしまう女性の
    なんと多いことか。

    確かに受け止めるのがお辛いのかもしれませんが
    おっしゃってる内容が幼稚すぎますね。

    私は親たちと今は断絶状態ですが、思うのですよ。
    家族だからって全員が仲良しなわけじゃないし、
    そうじゃなきゃならないみたいな風潮って、すごく迷惑。
    各家庭、いろいろ事情はあると思います。
    血がつながっていても合わないものは合わないし。

    聞かなくていいことは聞かないというのも大切だと思いますが。
    なかなかそうもいかないのでしょうけど・・・

    clausewitzさん、慰めにも励ましにもなりませんが
    人生なるようにしかならないと思いますから。
    あまりご自分を責めないでくださいね!

  16. clausewitz より:

    megさんへ
    コメントありがとうございます。

    ほんとは僕も断絶したいのですが、
    狭い世の中、なかなかそのような事は出来ませぬ。

    しかも、双子は父にとっては唯一(唯二?)の孫。
    父もたいそう孫好きなので、会う権利を剥奪することは正直病気を進行させてしまいそうで出来ません。

    それに僕と姉が正面切って喧嘩する所など見よう物なら一晩で症状が悪化してしまうだろうし。

    姉はともかく、義兄はとても信頼できる人なので迷惑をかけたくはないんですよね。

    だから、まあ、姉弟喧嘩に留めておくのが一番いいんですよね。

    おそらく、この先を通して「仲良く」なる事はないと思うけど、いつも喧嘩しているわけではありません。

    なんつーか、いろんな事があって姉は変わってしまった。
    その変化を一番見ていたのが僕なんですよね。
    ある意味父や母以上に、ね。

    姉が大事、なんて思ったことは一度もありませんが、父にとっては一人だけの娘だし、孫の母親でもあります。
    だから、なるべく父の前では喧嘩する所は見せないし、仲良く見えるようにもしております。

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