作業せん妄

現在入院中の父。

「作業せん妄」が出てきました。

前々から、床に落ちたゴミを必死に拾うことが多かった。
その時はちゃんとゴミを見つけて拾っていたので、
それ程気には留めておりませんでした。

しかし、最近になって「作業せん妄」と呼べるものが出てきました。

内容と言うと、床にしゃがみこんで土を掘るのです。
手だけで土を掘る動作をずっとしている。

良くある夜間時のせん妄ではなく、昼間にそれが出ているんです。

医者に求めていた条件は、ただ一つ

「夜中に起きることがなく、おしっこをオムツの中でしてくれるように」

という事なのですが、一向によくならない。

相変わらず、夜中に起きておしっこを撒き散らし、寝てくれない。

入院してからもうすぐ二ヶ月になる。
当初の予定では三ヶ月で退院という事だった。

医者に聞いても、介護師にきいても、看護師に聞いても、
返ってくる答えは

「前と全く変わっておりません」

という言葉だけ。

それどころか、新しく作業せん妄も加わっている。

全く、先が見えなくなっています。

コメント

  1. スマブラ より:

    若年性かな?
    取られ妄想を、直すor回避する方法はありますか?

  2. clausewitz より:

    スマブラさんへ
    初めまして。コメントありがとうございます。

    物盗られ妄想は初期症状としてほとんどの患者に見られるものです。

    うちの父の場合、
    1:重要な物=盗られないように隠す
    2:隠した事を忘れる
    3:隠した場所が複雑なため、少し探しても見つからない
    4:アルツハイマーの人は自己防衛するので、見つからない=他人に盗られたと判断
    (5:他の人を信用しなくなる)

    こういう展開になりました。

    そのため、通帳や現金、重要書類などの管理を父から取り上げました。
    (任せてもらいました)

    そして「重要な物なので私が管理する」と宣言しました。

    すると父は「管理」という重荷から解放され気にしなくなりました。

    (もちろん、患者が病気を認識していない場合は抵抗されるでしょう)

    ただ、それ程重要ではないものは私も管理していなかったので、「盗られた」「盗られた」と騒ぐことはありました。
    (納屋にある鎌など)

    難しいことではありますが、チャレンジしてみても良いかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました