前回難しそうだといった中期滞在(20日程度)ですが、いろいろと事情が分かってきました。
その程度の滞在は、ショートステイの所では長く、そして一ヶ月単位の所から見たら「短い」となるんですね。
ホテルと賃貸マンションみたいな感じでしょうか。
介護保険制度にはウィークリーマンションはなく、ホテルとマンスリーマンションとマイホームと別荘しかないという感じですか。
僕が利用しようとしたのは20日間。
ホテルにしたらちょっと長くて面倒が見れないとの事。
というか、短期入所の施設の場合、「病院」施設が無いところもあり、そういう所では
例えば「風邪を引いて薬が必要」(=抗生物質が必要なレベル)だと退所してもらうという事になっているようです。
家族が近くに居たらすぐに病院へ行けばいいのですが、その後は自宅での療養になると思います。
他の方に移っちゃ駄目ですからね。
そこでケアマネさんが勧めてきてくれたのは、マンスリーマンションにあたる所。
えっと、正式には「介護老人保健施設」というようです。通称は「老健」。
最低入所期間は30日。それ以上だと31日でも50日でも可能。
また保健施設という名の通り、医療行為も併設の病院で出来る。
いま通っているリハビリと同じことも施設内で出来るようです。
また特別養護老人ホーム(特養)は、「指定介護老人福祉施設」というようです。
こっちは「終身」です。死ぬまで面倒見てくれるという感じ。
老健はある程度の期間が決められているのでしょうか。主目的は「居宅生活への復帰」だそうです。
つまりは、デイサービス(日帰り入浴)や短期入所(ホテル)よりは長いがマイホームではない所。
何がいいたいかというと・・・・・・・「そこなら空きが出る可能性がある」という事。
特養などに入りにくいのは、需要が多くて供給が少ないという事以上に、入所している方が亡くなるまでなので、「いつ入れるか」なんて誰にも分からないから。
そんなに一気にお亡くなりになるような施設だと逆に恐いですし。
その点、基本的には長期だけど、もしかしたら元気になって退所するかもしれない人が多いのが老健。
だいぶ前もって伝えておくと、空きが出た時に連絡が来るようです。
ただ、うまい具合になるとは限らない。
例えば1月5日に空きが出るとします。そこでパスすると今度は一体いつ空きが出るか分からない。
まさか、一月以上誰も入れないようにしておくわけにはいかないでしょうし。
じゃあ、その時から入る・・・となると今度は費用の問題が出てくる。
仮に3月20日までとなると・・・二ヶ月半あります。
一ヶ月およそ12万なので2.5倍すると「30万」もかかってしまう。
もちろん、洗濯を業者に任せることになるとそれ以上は当然かかってしまいます。
難しい・・・・12月に空きが出たらどうするか?待つのか、入るのか。
妻は「正月は家で迎えて欲しいから12月はパスする」と言ってます。
本人も家のほうがいいに決まっているので、パスしようかと思います。
問題は1月の何日くらいまでならパスするのか・・・という事。
そもそも、本当に2月に空きが出るかどうかも分からない世界。迷います。
一応、保険としてもう一つ別の施設(こっちは短期入所)もキープしなければならない。
そちらは受け入れが「3部屋」しかなくしかも全部個室(=3人)だし、値段も高い。
それでも「その期間はキープだけしておきます」と言ってくれた。
ただ、病気になったら退所しなければならないのは確か。
あまり風邪を引かない父にかける、という気持もありますが、あまりにも危険な賭けなので今回は「どうしても空きがなかったら利用する」、という感じにしました。
「そんな都合のいい予約でも大丈夫ですか?」との問いにも「うちは大丈夫です」との事なので甘えさせてもらうことにしました。
パスを使う、っていうのはゲームでも何でも難しい事ですよね。

コメント
はじめまして。
はじめまして。
先月私の父も金沢大学付属病院の「ものわすれ外来」に行き「アルツハイマー」だろうとの診断を受けました。
まだ断言はされていないのですが、おそらくその診断が一番近いものだと思われます。
そこでなにやら参考になるブログはないかと探し始めたところ、こちらに辿り着きました。
私の父は今年80歳。発症は2、3年前からと思います。
これからの事を思うと何をすればよいのか全くわからないところに、こちらのブログ大変参考になっております、ありがとうございます。
今月羽咋の方にも出向きまして結果は今月末に病院にてということです。
状況が状況なだけに軽々しく言えませんが、これからも頑張ってください。
失礼いたしました。
jetexasさんへ
初めまして。コメントありがとうございます。
そうですか。お父様が発症されたのですか。
ショックですよね。最初が一番辛いかもしれません。
80歳という事ですので、比較的病気の進行は緩やかだと思われますが、あの病気についていくのは非常にストレスがかかりますので、どうかお体には気をつけてください。
まず、第一に「jetexasさん」とその家族を考えてください。
ベストな介護なんて考えないほうがいいかと思います。
それら家族の状況をきちんと見た上で、ベターな介護をするのが一番「楽」かと。
世間的には、なんか「楽」をしたら駄目な感じがしますが、
この病気の相手するのは非常に大変なので、本気で取り組まないのが一番だと思います。
本当は、なるべく怒らないってのがいいとは思うのですが・・・僕の経験上、時々なら有なのかなとも思います。
いっつも笑顔で接するってのは、結構胃に来ますし、こちらが先に倒れるのは阻止しないといけません。
他の家族も随分とショックを受けておるかと思います。
お互い、ストレスばかりたまるかと思いますが、時には旅行へ行くなどして発散してください。
介護保険もすぐに申請したほうが良いかと思います。
きちんと認定されると介護サービスも受けることが出来るので、「楽」をするためにどんどん利用しましょう。
不届きな言い方かもしれませんが、これこそが介護の秘訣なのかもしれません。
お互い、無理せずやっていきましょう。
Unknown
いつのまにか、介護のコツを取得されてるようで。
私も老ケンの説明、聞いたばかりです。
お金、かかるし、探すのも大変なので、今までどおりです。
母は警察に保護されて、何回か引き取りに行き、書類に拇印、押しました。好奇心旺盛な私は、今は警官観察が趣味になりそうです。
介護なんて、楽しいもんじゃないけど、迷子になった母をちゃんと家まで、送り届けてくれる方々がいるというコトには、ビックリしてます。(住まいが新宿に近いとこなので)
ナントカなる!で日々を過ごしています。
お会いする機会は、ないかもしれないけど、一緒に適当に頑張りましょうね。
このブログ、読んでる方々も、適当に頑張りましょうね!
ケロねーさんへ
お金、かかりますよね、介護。
でも、ほんとそれ程警察にお世話になるっていうのは大変ですよね。
新宿とかだと逆にウロウロしていたら目立つのでしょうか?
この辺りだとみんな顔見知りで送ってくれることも多いかと思いますが、山も近いのでそっちの方に行っちゃうと見つからなくなってしまうんです。
実はうちの親戚のおばあちゃんがそうでした。
真冬の年末に迷子になってしまい、60cm程積雪のある中、山をみんなで探しておりました。
結局見つからず、4月になってから雪が解けて自宅から10km程離れた場所で見つかったみたいです・・・。
だから、いつもそういうのを想像しながら「お、今日もちゃんと帰ってきているな」と安心している所です。
親も子供に迷惑をかけるのは心外だと思うので、子供の立場としては楽に介護すればいいと思います。
無理なら無理で人に頼る、それが一番かなと。
親戚一同も支持してくれています(少なくとも表面上は)
いつもコメントありがとうございます。