最近の父の様子

最近、父にパズルをしてもらってます。
パズルっていうと難解なものを想像しますが、父にはこれ。

日産でもらってきたパズルです。28ピース。
普通の人なら3歳の子供ですらすぐに覚えてしまうレベル。

でも、父はこれすら出来ない。
でも、父は楽しそう。
出来上がる絵が全く違っていても、出来た気になっている(笑)

一度やりだすと、2時間くらい没頭してくれる。
この時間が非常にうれしい。

そういえば、最近の出来事、書いていなかった分を2つほど。

まず一つ目。大学病院にて。
トイレに行きたいと、障害者用のトイレを開ける(普通のトイレは遠かった)
まず、閉めない。待合から丸見え。
しばらくしていると、おしっこしようと構えている。
パッとみてみると、便器の蓋が閉まったまま。
このままでは、平らな部分にザバザバかけてしまう!!
急いで行って、蓋を開ける。

すると今度は、すぐにでも出そうとするので一度静止。
今度は便座をあげる。「これでいいよ」というと、待ってましたとばかりにおしっこ。

蓋がしてあるのは見たらすぐに分かるんだから、開けようよー。

もう一つ。これは自宅にて。
父は毎日、庭木に水遣りをしている。
実はこの水遣りであるが、7月に入る頃、義兄(造園業)が家に来たときに、枯れそうな木を発見し、父に「この木は枯れちゃいそうなので、水を上げてください」といったようだ。
すると、父は一生懸命水をあげていた。ちなみに、別の木に・・・。

多分、それも指摘したのでしょう。「この木」ってのが覚えられない父は、全ての木に水をやり始める。
まあ、今年の夏は酷暑だったので別にかまわないのですが。

朝と夕方、水をやれば効果的なんですが、朝は忘れることも多いようです。
しばらく夕方に一生懸命水をやる毎日が続きます。
一通りするのに大体2時間。だんだん、夕方が遅くなります。
しまいには21時からやりはじめ、23時近くに帰ってくることも。
あるいは、一度16時頃にやったのを忘れ、もう一度水をやることも。

一番面倒だったのは、雨の時。雨が降れば水はやらなくてもいい。
でも、一生懸命でて水をやろうとする。
「今日は雨降ったよ?だからやらなくてもいいよ」といって「そうか、雨降ったか」と
分かったのかと思うが、次の瞬間には出て行ってしまう事も。

毎日毎日、水遣りを必死にやっている。
温泉に連れて行って疲れていても、大学病院に行って疲れて帰ってきても、必ず水遣りをする。
そのうち毎度のように「今日は水遣りしたのやったか?」と聞いてくる。
ほぼ毎日聞いてくるようになった。

そして、先日。雨が降っていた。
「今日は雨降っているね」
「そうやな、雨降っている」
「だから、今日は水遣りしんでいいね」
と会話。すると

「ん? 水遣り? 何のこと?」

「え?あの、庭木の水遣りだけど? 毎日しとったやん」

「そんなことしていたっけ?」

あれだけ毎日、というか前日まで一生懸命だったのに、完全に忘れている。

それからは雨続き。晴れたらまた水遣りを一生懸命するのか・・・それともしないのか。

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