父、入院開始

前回の診察(スクーリング初日)に筋肉の異常が発見されてから半月ほど。
ようやく大学病院に空きが出来たようで入院することになりました。

最近の病院は、入院時にいろいろと希望が出せるみたいなので、
「ナースステーションに近い大部屋」っていう条件を言っておきました。
万が一にも夜中にうろうろした場合、発見率が少しでもあがるようにするためです。
部屋はナースステーションから二つ目のお部屋。まあ、希望通りといえると思います。

新しく出来たばかりの病棟ですが、大学病院のため設備は他の病院よりも劣ると思う。
まあ、劣るといっても治療に関係する所とは別の所なので、あまり気にしませんが。
灯りについても間接照明を含め3つありますし、DVDプレイヤーも完備。
冷蔵庫なども100円で24時間、TVは100円で100分とお安め。
コインランドリーもあります。しかし冷蔵庫とロッカーは小さめです。

父の症状ですが、「右手、右足の筋力が無くなってきている」というもの。
足が特にひどいのかな?転ぶということはあまりありませんが、ちょっと引きずる感じ。
パッと見はほとんど気づきません。

しかし、入院前日に近所の温泉旅館に連れて行って体を洗ってあげた際、
右足の太ももの裏の筋肉が「だらーん」とぶら下がっていてビックリしました。
およそ5cmくらいあったでしょうか。おばあちゃんのおっぱいじゃあるまいし。
本人も初めて知ったらしく、びっくりしておりました。
もちろん、左足は普通です。垂れ下がる余裕など無いくらい。

筋力の低下も、「仕事しなくなったからなー」っていうのだったら両方の足が低下するはず。
ましてや父は日課として、毎日3km程歩いていたのです。
とてもそんな急激に低下するとは思えません。

ダイエットして皮がたぶることもありますが、父の場合むしろ体重は増加しております。

医師には大体の見当がついているのかもしれませんが、病名は今のところ教えてもらっておりません。
もしも適当なことをいって違っていたら信頼を失くすからなのでしょう。
こちらとしても検査が一通り終わってから説明があるまで待とうと思います。

入院は「神経内科」の病棟。つまり特に認知症対応ってわけではない所。
随分と説明をしました。家族としては「一人でお風呂に入れます」と言ったはいいが、
全て一人で出来るわけではないのです。

病院の入浴システムですが、まず時間が決まっております。
その中で、30分毎に時間を区切り、予約します。
予約の時間も基本自分で決めます。検査の無い時間で無いと駄目です。
時間になったら「使用中」の札をナースステーションに取りにいき、自分で着替えを用意し、札をかけて風呂に入る。
そして、足場にバスマットを引いて、お湯を張る。
その後は普通の入浴と同じ。
終わったらバスマットを「使用後」の籠にいれ、「使用中」の札を戻して完了。

まあ、これらを出来るとは思えませんね。
出来るのは「自分で服を脱ぎ、体を洗い、風呂に入り、体を拭いて着替えをする」所。

後の部分は、使用後のお風呂の掃除も含め、看護士さんにしてもらう事になりました。

今日が入院二日目なのですが、ナースステーションに寄った途端に看護士さんに呼び止められ、いくつか確認をされました。
「メガネと手鏡は持ってきているのか」と言う事と、
「介護保険の申請はしたか」という事。
これで大体、初日がどんな様子だったか見当がつきました。

ずーーーーーーーーっと「メガネを失くした」とか言っていたようです。
まあ、今日の面会中も5回程、言っていたので分かりますが。
明日はきちんとメガネを持っていく予定です。
というか、まさか2週間も検査入院があるとは思っていなかったので。

「介護保険の認定申請」については、二度聞かれました。
最初、看護士が足りず介護保険で介護士にでも来て貰う必要があるから、
さっさと認定してもらいたいのかと思いました。
「病院内の事については、看護士がしっかりやりますので」と言われて安心。
退院後の心配をしてくれただけみたいで、ほっとしました。

それはそうと、しばらくは毎日お見舞いに行こうと思います。
ある程度入院生活に慣れたら、二日に一度でもいいようになるかな?

それにしてもあの病院のネックは駐車場。
本来なら旧病棟を取り壊してそこに大きな駐車場を作る予定でした。
今の旧病棟は、教授の研究室などしかありません。

じゃ、何故さっさと取り壊して駐車場にしないのかというと・・・・

事業仕分けにひっかかったから

だそうです。ま、言い分としては

「病院機能は既に完成したんでしょ? そしたら研究室なんて後回しでいいじゃない」

って感じなのでしょう。
おかげで、駐車場は全然足りず。初日は9時に病院前についていたのに、駐車場に入れたのは11時半でした。
(埒があかないので、僕と父だけ入院手続きのために車を降りて後は妻任せでした)

今日も遅い時間に行ったにもかかわらず、30分程足止めをくらいました。

シャトルバスを運行しているようですが、あっちも厳しいでしょうね。
絶対的な空間がたりないんですから!

さっさと旧病棟取り壊して駐車場にしてくれ!!!

コメント

  1. なおます より:

    Unknown
    駐車場がそんなことになってるとは知りませんでした。
    前も書いたんですが、ちょっと信じられない検査入院の体験談です。

    金沢北部地区のA○○総合病院に検査入院してたんです。

    簡単に言えば、
    「心臓がひどい」→「じゃあどこから来ているか調べましょう」→「お願いします」
    これって家族として普通の対応ですよね。

    幾つかの検査して これぞという結果がでない。
    また次の検査、検査…その内 心臓に関係ないような所の検査が 本人の知らない内に主治医が次々と予約いれてある。

    高齢で検査漬けで体力も衰えてきたので、これ以上の検査の中止を申し出ても却下。
    (中止に賛同気味のナースもいました・・・)

    なぜだと思いますか?

    始めに「どこから来ているか調べましょう」『全部』→「お願いします」って『家族』が言ったからだそうです。
    普通そんな解釈しますか。

    儲け主義にヘロヘロにされた老父でした。

    そちらは公的だから 大丈夫だと思います。

    長くなって ごめんなさい。

  2. clausewitz より:

    なおますさんへ
    うーん、検査ですよね。
    僕の頭痛の場合がそれに近いかな?
    でも、僕の場合は妻が率先して「調べろ、調べろ」って言ってるので医師が無理矢理ってわけではないか。

    個人的には、「ある程度、確証が見つかるまで検査して構わない」って立場です。

    頭痛のように「分からない」場合が多い時は別として、今回のように筋力の低下ってのは、はっきりと分かりそうだし。

    なんというか、そのままあっという間に寝たきりになってもらったらもっと困るんで。

    それにしても、「中止を申し出ても却下」ってひどいですよね。
    何様のつもりなのでしょうか?
    儲け主義をはっきりと超えていると思います。

    以前、交通事故でむち打ち症になった際、京都の病院で「どんどん注射を打って、お互い儲けましょう!」って張り切って言われて、ドン引きしたことを思い出しました。

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