父、入院・・・その2

入院といっても気楽なものだ。
それ以上の病気の可能性も低いという事だからだ。
ゆっくり休養するつもりでいればいい。

検査以外は暇だろうから、鉛筆でなぞる平家物語や小説5冊程を
持って行った。

父もいたって元気。
家にいるときよりも元気なんじゃないか?

アルツハイマーということを医者にも看護師さんにも言ってあるし、
アリセプトも渡しているのだが・・・・・。

ただ一つ問題が。
それは、検査を忘れるという事。

大便を一度だけ検査したいようなのだが、いつも忘れるみたいだ。
こちらも画用紙に大きく書いて目に付く所においてある。
看護士さんも、簡易便器の蓋に紙を置いて「連絡してください」と
書いてくれている。

しかし、毎度毎度、勝手にトイレに行ってしまう。
結局一度も検査することなく退院する事になった。

それと、やはりというか覚悟はしていたが、「進行している」。

毎日お見舞いに行っていたのだが、日々進行しているのではないかと
思ってしまう。

先日も、10分程の間に同じ事を4度も聞いてくる。
他の人にも同じ事を聞いているようだし。

本人は楽しそうだし、別にいいっちゃいいんだけど。
虚血性大腸炎は完治に近い状態のようだし。

とりあえず、明日は温泉にでも連れて行って、ご飯でも食べて帰ってこようと思います。

コメント

  1. なぽ より:

    Unknown
    そうでしたか・・
    しばらく更新がなかったので、どうされたのかと思っていたところでした。

    退院おめでとうございます。
    早く回復されて何よりです。

    温泉いいですね~。
    きっとお父様も喜ばれますね。

    うちも最近『進行』を感じます。
    何か普段の何気ない動作一つ一つをするのに、
    だんだんと時間がかかるようになってきました。
    こちらは見守ってる・・つもりでも、父は監視!!ととってしまうし・・
    もう、家には帰らない!!と出て行ってしまったり・・・

    先日病院の診察で、私と先生の二人で話していたら急に自分を抑えられずに泣いてしまいました。家では絶対に泣かないし、自分でも驚いてしまうほどでしたが、なんだか少し気持ちが軽くなりました。
    笑うのも大事だけど、泣くっていうのも大切だなぁって思いました。

    これからが寒さ本番ですね。
    皆様、お体を大切になさってくださいね。

  2. がつたま より:

    大事にいたらなくて・・・
    よかったですね♪
    「進行」については何も言葉がかけられなくてすいません。
    お二人がよくドライブに出かけられるブログを読むようになって、ストレスが大きくなってきてられてるのかな?って思いました。
    ずしんと精神的にくるモノは避けようがないと思います。
    何もできないですけど、見てますから。
    それだけしかできなくて、すいません。

  3. clausewitz より:

    なぽさんへ
    >しばらく更新がなかったので、どうされたのかと思っていたところでした。

      申し訳ございません。
      最初の内はネタがなく、入院後は親戚に
      心配をかけてお見舞いに来られても困るため
      ひた隠しにしておりました。
      (もっと大きな病気の時は報告します)

    >温泉いいですね~。
    >きっとお父様も喜ばれますね。

      喜んでおりました。
      病院では週に二日しかお風呂に入れませんでしたから。
      背中のアカスリをしてやると出るわ出るわ。

    >うちも最近『進行』を感じます。
    >何か普段の何気ない動作一つ一つをするのに、
    >だんだんと時間がかかるようになってきました。

      なんというかどうしようもありません。
      こちらが慣れると少しはマシになるのですが。

    >こちらは見守ってる・・つもりでも、父は監>視!!ととってしまうし・・

      これ、困りますよね。
      うちもこれで酷い目にあった。
      姉に愚痴をこぼして姉から文句言われるし。

    >もう、家には帰らない!!と出て行ってしまったり・・・

      うーん、これは困りますね。
      我が家ではそういうことは今の所ありません。

      なんというか、忘れる事や失敗する事を周りの人間が
      「いつもの事」という感じで気にしない(=慣れる)のが一番だと思います。
      「またかよー」って感じで笑えるようになると
      理想なのですが(笑)
      難しいんですよね。

    >先日病院の診察で、私と先生の二人で話していたら
    >急に自分を抑えられずに泣いてしまいました。
    >家では絶対に泣かないし、自分でも驚いてしまうほどでしたが、
    >なんだか少し気持ちが軽くなりました。
    >笑うのも大事だけど、泣くっていうのも大切だなぁって思いました。

      泣かれた理由も気になりますね。
      お父様の内部の葛藤は計り知れないくらい
      大きいものと思います。

      「本当は迷惑なんてかけたくない」
      という思いと現状とのギャップを考えると
      泣きたくもなるし、つらく当たったりもするし。

      誰も、なりたくてアルツハイマーなんて
      なる訳じゃないんですよね。

      家族としては、なんとか内部の気持ちを理解してあげたいです。
      そうすると自然と介護がやりやすくなる。
      そう思います。

    >これからが寒さ本番ですね。
    >皆様、お体を大切になさってくださいね。

      そうですね。早速ですが、父の部屋に
      ファンヒーターを設置しました。

    なぽさんの場合、今の状態が一番辛いのかも知れません。
    お父様もなぽさんも未だ「飲み込めてない状態」なので、葛藤&ストレスはマックス状態だと思います。
    自分自身の時もそうでした。

    そのうち、何故か慣れるんです。
    お互いが慣れるのです。その時は必ずやってきます。
    もちろん、新しく進行(要介護度2以上)になるとまた話は変わってきますが、
    その時も必ず慣れるように思います。

    何故だろう、直感的にそう思います。

  4. clausewitz より:

    がつたまさんへ
    え? あー、うん・・・(笑)

    僕としては紅葉があまりにも美しい時期が到来したので、味を占めていろいろと行っていただけなのですが・・・。

    去年まではまともに紅葉って見ていなかったんですよね。
    毎年、必ずこの時期に法事がありましたから。
    って、来年もあるんですが。

    でも、言われてみたら深層心理において、ストレス解消を求めていたのかな、とも思いますね。

    ほんと、言われるまで気付きませんでした(笑)

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