初めての診察   その3

さて、問診の後、これからの検査の相談があった。
こちらでどの検査をするか選ぶのだ。
これは、個人の主義の問題や、時間的な問題、金銭的な問題があるためである。

当然ながら、全ての検査をすることにした。
検査の内容であるが

「認知機能検査」
 これには「知能検査」と「記憶検査」の二つがある。
 それぞれ2時間ほどの内容。保険適用。

「血液検査」
 一般検診では行わない項目も検査するので採取量は少し多くなるようだ。
 保険適用(一部例外・・・後述)

「頭部MRI」
 30分。保険適用

「PET」
 脳の働きを画像にしてみるもの。2時間かかる。保険適用外。
 羽咋にある「先端医療薬学研究センター」にて検査。

「脳血流SPECT」
 脳の血流を画像にして観察
 保険適用 1時間かかる

「MEG」
 脳が活動するときに出る微弱な磁場を測定
 保険適用外 1時間15分程度
 金沢工業大学 先端電子技術応用研究所にて検査

その後、「髄液検査」を必要なら行う。

という感じ。

このうち重要なのは「PET」みたいです。ポジトロン断層法というらしい。
後、髄液検査もかなり正確なのですが、腰に針を刺して髄液を採取するため、多少の抵抗があり最後にまわすことにしました(笑)

上の検査のうち保険適用外のものは研究という目的もあるため、
大学の研究費から出るみたいです。その為無料となります。

血液検査では遺伝子レベルでの分析も行ってもらうことにしました。

これら膨大な検査がこれから始まります。

これら検査のために同意書が6種類用意され、それらに一つ一つにサインしました。

その中に「日付」を記入する欄があったのですが、父は全く思い出すことが出来ませんでした。
一つの日付&サインした後に、次の用紙に日付を書くまでに10秒ほど。
苦労して日付を書いたのに、10秒後には全て忘れるなんて・・・・。

この日の医療費は3割負担で「2130円」でした。
クレジットカードで支払いが出来るようなのでやってみました。
何しろ・・・・現金支払いの列に並ぶのが嫌なので(笑)

全てが終了し領収書に書いてある時間は「16時37分」でした。
想像よりも早く帰ることが出来て助かりました。

ちなみに、いつも夕方6時から仕事がある父は、事前に休むって連絡をしたと言っていましたが、実際は会社には何の連絡も入っていなかったみたいです。
随分、慌てて仕事に行きました。

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