行事のある日の父

本日、父の同級生の方のお骨参りがありました。
4月の下旬になくなった方(Tさん)がいるのですが、お骨が家にあるうちにみんなでおまいりしよう、という事です。

連絡が来たのは5月の初め。その時、父も同席しておりました。
カレンダーにもしっかりと時間と集合場所を記入しました。
御霊前は無し。同窓会の会費からちょっとしたお供えをするようです。

今日が近づくにつれて、父はソワソワ。

三日ほど前から、「Tさんの49日なんだけど、お金どれだけ包むや?」とか
「49日、何か持っていかんなだめやろ」とか・・・何故か話しが49日の法事に
行くという事になっている。
(49日は6月。しかも、同級生は普通参加しない・・)

それ以後も、礼服の準備の事やら、香典の話しやら・・・。
お寺でお坊さん呼んで御経あげるという設定になっているし。
(実際は、ただ、自宅へ行ってみんなで御経をあげるだけ)

そして、今日。
「Tさんの通夜、今日やな」とやる気マンマン。

おいおい、普通、通夜の予定なんて月初めからカレンダーには書かない(かけない)んだけどなあ。

失礼があっては駄目だから、こちらで服も用意しホワイトボードにどういう趣旨の集まりか書いておいた。

予定の時間が近づいてきた。
そろそろ準備でもしてもらおうかと、部屋に入ると父はのんびりとベッドでくつろいで本を読んでいる。

「そろそろ、準備しよか?」と促したら・・・

「んあ? 今日、どっか行かんなんがか?聞いてないぞ」

まあ、こんなもんか。

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