入院五日目

今日は1時間程の訪問。
さすがにずっと通い詰めるのは疲れてくる。

今日は「お菓子」(柿の種など)と「鯛焼き」が手土産。
まずは鯛焼きを旨そうに頬張る父。
大和で買ったので、持っていく間にしなしなになってしまったが、父は
「食べやすいから、これはこれ」と喜んでいた。

続いて柿の種をあける。
妻が注意深く観察していて、気付いたのが・・・・

「つまむのは出来るが、口に運ぶ間に全て抜け落ちる」

ということ。ちょうどUFOキャッチャーで運んでいる最中にポロッと落ちるみたいに。

やはり確実に握力は低下しているのだろう。
それから、毎日書いて貰っている日記であるが、今日(月曜日)の午前中にうちら夫婦が訪ねてきた、と書いてある。
当然、二度も行っていない。
多分、昨日の訪問を今日と勘違いしたのだろう。

帰り際、大学病院から携帯に電話がかかる。
担当の看護師さんからで、
「全ての持ち物に名前を書いたシールを貼ってもよろしいでしょうか?」というもの。

相当、看護師さんを困らせているんだな、と実感。
認知症の患者にいつも関わっている人達ではないので、大変だろう。
いつもいつも、「@@がない」とか言って困らせているのだ。
それが「元々あったもの」なのか「無いのにあると思いこんでいるもの」なのかが看護師では判断できない。

それで、「持ち物リストを作成しようと思うのですが、ご協力いただけますか?」と。

当然、返事は全て「よろしくお願いします」と。

既にティッシュやコップ、石けん入れなどには名前が書いてある。
しかし、父の物ではない「ヘッドフォン」(僕の物)などには名前がない。
あるいは、メガネケースにもメガネにも名前は書いてない。

そういった物に、名前を書いてもいいか、という質問だった。

本当はヘッドフォンに名前など書かれたら嫌だが、この際仕方がない。
病院(看護師)に余計な負担をかける事は出来ないからね。

良かった・・・Bang&Olufsenとかじゃなくて。
父にはオーディオテクニカでも勿体ないのに(笑)
確か、この製品です。

これで・・・・本当に、看護師の負担が減るかは微妙ですが、看護師が出すべく答えは一つになるのでやりやすいと思います。
一応、こちらとしては、「最悪無くなってもいいもの」ばかり持って行っているので、
その時はその時、なんですけどね。

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