最初のスクーリング

今日は同時に治験のスクーリングの日でもありました。

これは、この治験を受けることが出来るかどうか判定するためのものです。
あまりにも進行がひどい時は、不合格となります。

内容ですが、最初に「物忘れ外来」に来た時と同じようなものでした。
MRIを受けて、診察、その後に認知機能検査などなど。

問題は診察している時におこりました。

先生(主治医とは別の先生)が「カカト立ちで歩いて下さい」と言われた時、

父は「あれ? あれ??」と言っております。

どうやら、カカトだけで立つと後ろに下がってしまうみたい。

ん??

本当に全く出来ません。

つま先立ちでも微妙な感じ。

右足が全く動きません。

去年は出来たのですよ?

先生が入念にチェック。

どうやら「右手と右足のすねとふくらはぎの筋肉が退化している」との事。

右手は親指と人差し指の間の筋肉。そして人差し指と中指の間など指と指の間の筋肉。
特に親指と人差し指の間の筋肉は凹んでおります。
普通はちょっと膨らんでいるじゃないですか。それが凹んでいるんです。

足の筋肉は、左足は硬いのに右足はプニプニ。全く働いていない状態との事。

・・・・・・・・まずい。

全く気付かなかった。
以前、缶ビール(アサヒ)の蓋を開けられないといっていた時、キリンに変えたら開けることが出来ました。
メーカーの違いかと思っておりました。
しかし、後(診察の後の休憩中)で判明したのですが、なんと左手で開けていたようです。

足の違和感も、年末からあったようです。
本人は、最初の時は「何かにつまずいたな」って思っていて
二度目は「あれ? またか。道がでこぼこしてるなー」と。
三度目からは「ん? 何かおかしいぞ」って思ってすぐに僕に報告しようとしていたようです。
しかし、これがアルツハイマーの恐ろしいところ。
毎回、報告しようと思っていたみたいですが、家に帰ると毎回忘れていたようです

周りから見て、足を引きずっていたり、つまずくのを見たりしたら分かったと思うのですが、
他の人といる時はたまたまうまくいっていたようです。

症状が現れてから二ヶ月ほどたっているようですが、すでに筋肉が弱っている。
やや戸惑っていると、

「すぐに手術が必要になると思います。とりあえず検査入院できる日を探してみましょう」

え? 手術?

先生の話によると、持病の頸椎損傷が悪化してそうなったのか、脳の問題との事。

このままではいずれ筋力がなくなり、歩けなくなるとの事。

「分かりました」というのが精一杯。

検査入院といってもベッドの空きが今はないので、2月の中旬まで待つことに。

入院し、「筋電図」を調べるとの事。
一瞬「心電図」かと思って「そんなの調べて何になるのだ?」と思っておりましたが、
「筋」の方でした・・・。

どうやら、針を刺していき、神経を調べていく検査のようです。
詳しくはこちらへ
(詳しすぎて逆によく分かりません)

筋肉が働かないのがどの神経の異常かを調べるのでしょう。
当然、検査入院だから一泊かと思っておりましたが、そうでもないらしい。
状況次第って事か。検査入院なんて医療保険も利かないからなぁ・・。

その結果を見て、整形外科による手術か、脳外科による手術かを決めるようです。

診察が終わったのが12時頃。
その後、採血、採尿、身体測定などを済ませ、12時半には休憩。

13時からは認知機能検査をやりました。

しかし、父はショックだったのか、ちょっと混乱気味。
休憩中もずっと「@@(妻)ちゃん、ずっと暇で可哀想や」とばかり。
妻は僕を朝9時前に送り届け、迎えは4時だったので、一旦家に返しました。
(それでも妻は家には帰らずに百貨店巡りをしていたようですが)

父はその事が気になって仕方ない様子。
10分程の間に4回も同じ事を言っておりました。

その状態での認知機能検査。ちょっと・・・・駄目かも。

ちなみに、この間僕もちょっとした質問をされておりました。
時間にして1時間程。父の様子について、それはそれは細かに聞かれました。
「最近一ヶ月の間のお父さんの関連したイベントとかありませんか?」
との問いに答えていたのですが、何時に出発して何時について、どこで何をどれくらい食べたかまで聞かれて・・・・答える事は一応出来ましたが、さすがに疲れました。

それが終わってから、次は入院説明へ。
主治医も手術内容も入院日数や入院開始日も決まっていないのに、説明されても・・・。
まあ、とりあえず、聞いておきました。

終了は予定通り16時。
7時間程(+通院時間)でしたが、非常に疲れました・・・・。

しかし、まだまだ続きがあったのです・・・。
(こちらは治験とは関係ないので別記事にします)

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