叔母の言葉

将来を見据えたとき、アルツハイマーはあまりにも暗い。
他の人のブログを見たり、TVの特集を見たり、新聞の犯罪ニュースを見たり。

ただ言えることは、症状は人によってちょっとずつ違う。
物忘れは確実に最初に来る症状だけど、その後は人による。
言ってみれば、最初に海馬を食べたウイルスが次にどこに向かうかによる、という感じ。
前頭葉に向かうか側頭葉に向かうか後頭葉に向かうか・・・・。
それによって、理性さを失って精神疾患が来るか、別の所を患って身体的に弱ってくるか。
ちょっと違うかも知れませんが、まあ、どうでもいいこと。

以前、叔母(介護ヘルパーさん)と話しているとき、言われたのが

「あんまり先を見ちゃ駄目よ」

という言葉。その後に

「ちょっとだけ、一歩だけ先を見るくらいでね」

と続く。

なるほどと思った。
この病気は先を見ると絶望しかない。
でも、それだと精神的に負担が大きい。

ただ、現状を見た限り、父は元気であり、明るい。
来週やそこらに何かなるとは思えない。
そう考えるとちょっと気が楽になった。

父がどういう状態になるかなど、本人も主治医も分からない。
どういったケアマネが必要となるかも分からない。

その日その日を過ごす内に、その状態にも慣れてきて、次のステップを受け入れる体勢も出来てくる。
あるいは、ある状態になると、その状態に必要な知識なども自然と入ってくる。

全てが全て、事前に把握する必要もないし、出来るはずもない。

もちろん、介護に完璧など無いのだから、求める必要もない。

そういう事だと理解している。

まずは一歩だけ先の事を考えよう。

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