父が治験のパンフレットに興味を持ったため、この研究に参加することになりました。
実際の参加表明はまだですが、最初のMRIの予約もしてもらっているのでほぼ確実に参加することになると思います。
J-ADNIは東大を中心にした研究グループのようです。
目的は、現在のような質問に答える形でアルツハイマーを診断するのではなく、
MRIやPETでより正確に、また地方の診療所でもアルツハイマーの診断を行えるようにするためのデータ収集です。
この臨床研究ですが、まず参加する人の分類が三つに分かれております。
<健康な高齢者>
認知障害のない方 長谷川式のテストで30点満点の人
<軽度認知障害の人>(MCI)
およそ26点~29点の人
<軽度アルツハイマー病の人>
20点~26点の人。
その他、共通の参加条件として
・60歳から84歳までの人
・自宅から通院できる人
・通院時に付き添い&情報提供できる介護者等がいる事
・2年あるいは3年続けて研究に参加できる人
というものがあります。
あと、介護者等は全て同一の人が行かなければなりません。
(送り迎えだけではないので)
アルツハイマーの人だけが2年、MCIと健康な人は3年の研究参加となります。
その研究のための検査ですが、まず最初に「スクリーニング・ビジット」と呼ばれる事前検査を行います。内容は「心理検査」と「採血・採尿」と「MRI」です。
ここで、3つの分類のどれに当てはまるか、あるいは中程度のアルツハイマーと診断されて断られるか・・・・が決まります。
その2週間~4週間後、「ベースライン・ビジット」と呼ばれる検査を行います。
この検査から本格的な治験の開始となります。
その内容ですが、
「心理検査・採血採尿」「MRI」
「MRI(3.0テスラ)」「FDG-PET」「脳せき髄液検査」
です。およそ半年に一度検査することになります。
このうち髄液検査だけは局部麻酔や痛みを伴う検査のため任意参加となります。
検査時間はおよそ4時間から7時間。場合によっては一泊。
(その間の駐車料金が気になるな・・・)
金沢大学付属病院の場合、PET以外は大学病院で行います。
PETは前回同様、羽咋で行います(その時の記事はこちらへ)
気になる点がいくつかあると思いますが・・・・
・参加に関して費用はかかりません。
・現在服用中の薬(アリセプト)は飲んでいてもいい。
・途中で進行し寝たきりになった場合などにはもちろん中止出来る
・新しい薬が出てきて、その薬を服用したい場合も中止出来る
・他の治験(新薬の治験など)が気になったら、中止すればいい。
・検査結果は多少時間はかかるが、知ることが出来る(およそ半年後)
ポスターやパンフには書いてありませんが、交通費その他として1万円が
検査の度に支給されるようです。
うちの父の場合、長谷川式での点数が19点なので正直微妙です。
日によって、相手によって点数が変わってくるので、当日にならないと分からない。
J-ADNIのホームページはこちらへ
お近くの参加施設はこちらをご覧下さい。

コメント