携帯を解約しました

一月ほど前から父の携帯がおかしい。
DoCoMoのらくらくホンなんですが、相手の声は聞こえるけど、父の声は相手には届かない。
僕が電話してもいつも無言。かかってきても無言。

あー、こりゃ修理だな。
と思っておりましたが、なんか考えてみたら父に携帯はいらないのかも。

GPSがついていて、便利かなと思っていましたが、なんというか、
本当にどっかにいっちゃった時ってのは、大体携帯を持っていかない。

畑に持っていって泥だらけにしたり、田圃に落としたり。
毎回修理していたら、面倒で面倒で。

その上、父はどこかへ行くと必ず「携帯を無くした」って騒ぐ。
「無くしてはいけない」という思いが強すぎて逆になくすのです。
ちょっと理解不能ですが、そういう感じ。

携帯の充電もしつこいくらいしている(外してもすぐに接続する)し、
「携帯はどこいったいや」といつもいつも探している。

なんか携帯自体が父の負担になっていると思う。

6年以上も使用しておりますが、負担になる物をもってもなぁって。

そりゃ、不便もありますよ。
父が一人で法事に行った時、同窓会に行った時、旅行に行ったときなどちょっと不便だと思いますが、仕方ないでしょう。
どうせもっと悪化した時は、法事など公的な行事は僕が参加しなくてはいけないだろうし。

GPSに関しては・・・・・・きちんとした専用端末が出るまで待ちます。

ということで・・・・・・これを見ている親戚の方は父に用事がある時は、家に電話して下さい。

コメント

  1. さち より:

    始めまして
    本日母(62歳)がアルツハイマーだと診断されました。検査結果を聞きに行った所、母の目の前でずばっと言われ、要介護になるのは10年でなります。ときっぱり言われました。
    もしかしたら、と予期はしていたのですが・・・
    帰宅後ネットで色々調べてるうちにたどり着きました。また拝見させていただきます。

  2. clausewitz より:

    さちさんへ
    初めまして。コメントありがとうございます。

    要介護まで10年ですか。
    アルツハイマーの場合、寝たきりになるまでの方が精神的に辛いと思います。
    慣れてくるまではもっと辛いと思います。

    お役に立てるかは分かりませんが、質問なり不安なりあったらコメント下さい。

    大事なことは「一歩だけ先を見ること」かもしれません。
    あまり遠くを見てしまうと絶望してしまうかもしれないので。
    (この事も後に記事にしようと思います)

    なるべく楽な介護が出来るよう、お互いがんばりましょう!

  3. なおます より:

    Unknown
    私の場合
    誠実なコメント返信をいただいて
    本当にうれしかった。
    また自分の家だけが重なってるんじゃないと
    思えてきました。

    「楽な介護」
    アルツハイマーとは別ですが、
    がんと脳梗塞の寝たきり実母の自宅介護は
    介護保険の制度をフルに活用しても
    家族としては、3年が感情の切れ目でしたね…
    実母と言えど。 

    それを察したかのように母は数ヶ月後には
    亡くなりました。
    老父はこの3年数ヶ月の時間で
    自立生活の準備ができてました。 

  4. clausewitz より:

    なおますさんへ
    やはりこの病気に苦しむ人は多いようです。
    介護、という領域にまで広げるとさらに多いようです。

    正直、介護絡みの事件(殺人・嘱託殺人・死体遺棄・虐待など)が如何に多いか。
    しかも気持ちまでよく分かるようになってます。

    これは別に誰が悪いわけでもありません。
    よく政治の所為にしたりする人がいますが、政府も自治体も関係ありません。

    誰も悪くないのに自分だけが苦労している・・・そういう状態が苦痛なのだと思います。

    不毛な戦いなのかもしれませんが、自分や家族が倒れるのだけは阻止しないと駄目だと思います。

  5. なおます より:

    やっと読書
    太田正博さんの本(マイウェイ)
    やっと一冊読みあがりました。

    発病前に一生懸命
    生きてきた土台があるからこそ、
    発病しても「今の太田さん」がある

    と言うところ、「ああ…、そうなんだなぁ」

    なら、老父は短気とヒガミ傾向だな(笑)

    専門的なものは難しいので
    ご家族の体験談的な本を
    少しずつ少しずつ 読もうと思ってます。

    次は 子供になった母さん(富田秀信著 )

  6. clausewitz より:

    なおますさんへ
    太田さんの本、実は読んでないんですよ(笑)
    会場ではたくさん売っていたのですが・・・。

    一度読んでみたいのが、クリスティーン ブライデンの

    「私は誰になっていくの?―アルツハイマー病者からみた世界」
    「私は私になっていく―痴呆とダンスを」

    という二冊の本。やはり介護者としては本人の気持ちが知りたいんですよね。

    専門的な本は、専門的であるほど意味がないように思います。

    最先端の分野であるので、日々変わっていくし。
    本が出版されるのは書いてから少し時間がたちますから。

    介護者の本でオススメがあったらお願いします。

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