作話

おそらく、初めての症状、ではないと思うのですが、このブログでは
初めてになるので「新しい症状」として書いてみたいと思います。

実は、先日の花束事件に際して、本社の方といろいろと話していたのですが、
二人の意見が完全に食い違っておりました。

最初に電話した時、つまりは前回記事にあった通りですが、

「退職は2月末、日曜以外、フルで仕事」

と聞いておりました。

しかし、父は「退職は2月20日」と思っていたので、確認のために本社の常務の方に電話しました。
常務に「父が土曜に行く気がない」と報告すると、常務がわざわざ父の職場に出向いて確認して下さいました。
その後、「退職は3月20日、日曜以外勤務」と父との合意内容の報告を受けました。

仕事が終了してから父に確認してみると「退職は2月末、水土日は休み」と言っておりました。
「え?」と思い、父に再度聞いてみても、堂々と同じ事を繰り返します。

あれ? 合意内容が変わったのかともう一度常務に連絡を入れてみました。
するとやはり当初の予定通り「退職は3月20日、日曜以外勤務」でした。

父は記憶をなくし、それを埋めるために作話したのです。
しかもその作話はしっかりと記憶に根付いているので不思議な感覚。
(作話は認知症の症状の一つです)

父が完全に勘違いしている旨を常務に連絡。
すると「あぁ、やっぱりですか・・・」と毎度毎度、こういう事があることを
暴露。よくもまあ、これで仕事がクビにならなかったものだ。

全く非がないのに、常務は父に「申し訳ないけど水曜と土曜も出て欲しい」
「2月末ではなくて3月20日までお願いしたい」と携帯で伝えてくれました。

すぐその場で僕が父に聞いたら、さすがに「3月20日、日曜以外」と答えて
くれました。

今回でもそうなのですが、作話は定着してしまいます。
何度聞いても自信満々に作話の内容を話します。
だから、家族も「それが真実」だと思っていたと思うのです。
しかし実際は異なることが多かったのです。

今までもそのような事が数多くあったのかと思うとゾッとしました。

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