(2月10日 火曜日の事です)
大学病院での告知の翌日。
まずしなくてはいけないことなどを考えました。
こういう「家庭」の問題では収まらず「家」の問題になると
我が家では真っ先に「本家」に報告をする事にしております。
いずれ、必ずや迷惑をかけるのが目に見えているからです。
74歳くらいかな?「本家のおばちゃん」に、まずはアポをとる。
結構忙しい方なので、念のため毎回アポを取ることにしている。
その日は運が良く、ご在宅。
(後で知ったら、その次は19日まで待たねばならなかった)
夫婦で訪れ、じっくり話をする。
最初はお互いの近況報告や天気など軽い話題。
その後で、父の話をした。もちろん、認知症が入ってることは知っていた。
何しろ、ちょくちょく変な話や行動をしていたみたいだから。
しかし、「アルツハイマー」という単語が出たら・・・・顔色が変わった。
滅多なことでは動じない本家の当主。
目には涙を浮かべ、それでも毅然としてこちらを見据える。
その単語の持つ意味を正確に知っているようです。
おかげで簡単な説明だけですんだ。
そしてやはり、この手の事はなるべくなら他の人にも知っておいてもらった方が
いいという結論になる。僕の判断は正しかったようだ。
1時間半程お邪魔した後、村の区長(町内会長)でもある親戚の家に。
こういう時、親戚に町内会長がいたら楽だ。
同じく話を進める。最初は同居している卯月の父の事だと思っていたらしい。
随分たってから、「え?@@(父の名前)か!!」と驚いていた。
父をよく知るおじさんは少し耐えられない様子。
おじさんの母親は、徘徊の後、行方不明。
真冬で、大雪の降る中100日間の捜索が行われ、その後白骨化した遺体が発見された。
その事も思い出されたのだろう。随分と心配してくださった。
まずは、この2件に報告。
徐々に周囲の人に伝えてくれるとの事。
徘徊を始めたとき、周囲の人が知っているか知らないかで随分と事情が変わってくる。知らない場合は見過ごすような事でも知らせておくと注意深く見てくれる。
変わった行動があれば、我が家に連絡も入る。
我が家の介護方針、は後にも記事にする予定でありますが、基本的には
「楽をする事」です。
父を24時間夫婦だけで見ることは不可能。
ストレスもたまるし、その原因である父を恨むことにもなる。
そうするとろくな結果にならない。
だから、なるべく楽をし、他の人に任せる事が出来ることは任せることにしました。
この「周囲の目」もその一つ。
近所の人が「さりげなく」見ていてくれると非常に助かります。
こういう時、田舎は有利だと思います。
イチイチ顔写真など持って行かなくても、たくさんの人が父を昔から知っています。
頼みに行くのも非常に簡単。人づてで聞いても(今回は町内会長)、しっかり受け止めてくれるだろうし。
この2件を回った時点で11時程になりました。
次は「お金の問題」を考えました・・・・

コメント
Unknown
卯月さんからこちらへ飛んできました。
じっくり読ませていただきました。
お気持ち察します。
そこで、私の実祖母のことを軽くお手紙しました。卯月さんがあまり気重にならないように?宛名はyさん宛てにしましたので、びっくりなさらないでください。
介護は楽して当然です。少しでも無理がたたると、後々とりかえしのつかないことになるでしょう。現実を理解するのにもストレスになるでしょうから。
大変なことになるとおもいますが、あたたかい周囲の目の一人に私も入れたらと思っています。
tunaちゃんへ
お手紙、楽しみにしております。
僕の中で、tunaちゃんは周囲の一人には既に計算に入れてあります(笑)
当然協力していただきますよ!
ほんと、いろいろと参考にさせて頂きますので旦那さま共々、よろしくお願いします。
PS:心配しなくても、春になったら「富山グルメ便」発送しますからねー